タンパク質は体で分解されてアミノ酸になります。

酵素にはそのアミノ酸が沢山配合されています

スルスルこうそにも、体に必要な「必須アミノ酸」が豊富に含まれていますが、

このアミノ酸に分解されるたんぱく質。

普段の食事に気をつけタンパク質をたくさん取ろうとする方は多いとは思いますが、

そのタンパク質に対して多くの方が誤解している事があります。

健康でいるために、またダイエットを成功させるためにも「タンパク質」についての正しい知識をつけて行きましょう!

 

タンパク質にまつわるこつの誤解

副食をしっかり食べても、それでもタンパク質不足を心配する人は後を絶ちません。

そういう方々のために、タンパク質についての説明をしていきましょう。

私たちの血や肉を作る主原料となるタンパク質は、古くから「最も大切な栄養素」と呼ばれて注目されていました。

特に日本では昭和三0年代後半から「タンパク質が足りないよ」と、肉・乳製品・油脂類・パン食を勧め、食生活の欧米化を推進するキャンペーンがあったために、「何がなくてもタンパク質だけは」という考えが、骨の髄まで浸みこんでいる人もいるようです。

タンパク質が体に必要な栄養素であることは疑う余地はありませんが、タンパク質の摂取に関する大きな誤解が二つあります。

高タンパク食材を食べないと摂取できない?

一つは、肉・魚・牛乳・卵・大豆製品のような、いわゆる高タンパク食品を食べないとタンパク質が摂取できないのではないか、という誤解。

この誤解については、ご飯二四0グラム(お碗に軽く二杯)に含まれるタンパク質と、牛乳二00cc(コップ一杯)に含まれるタンパク質の量は、ともに六・二グラムでほぼ同じです。

優秀な食材を食べればすぐにタンパク質に?

もう一つは、肉や卵を食べれば、即、血や肉の材料になるという誤解です。

この誤解についてですが、たとえばある日の朝食の内容がサラダと牛乳だったとしましょう。

キュウリ一本、トマト二分の一個、レタス一、二枚のサラダと、牛乳コップ一杯(ニ00cc〉から摂れる栄養素はタンパク質七・六グラム、脂肪七・一グラム、糖質一三・五グラムです。

この食事から摂れる七・六グラムのタンパク質、七・一グラムの脂肪、一三・五グラムの糖質で、昼食までの問、生命を維持していかなければなりません。

一三・五グラムの糖質などはすぐに使い果たしてしまいますから、七・六グラムのタンパク質も肝臓で脱アミノ化されブドウ糖に変えられます。

タンパク質がブドウ糖にチェンジされたおかげで、生体の維持ができるのですが、体の中にはもうタンパク質は残っていません。

せっかくのタンパク質が無駄になったばかりか、肝臓に余計な負担をかけてしまいました。

これならご飯軽くニ杯のほうが、充分な糖質を摂ったうえで、六グラム強のタンパク質が体の一部として生かされることになります。

摂取量より活用量

また、あるとき、貧血を治そうとして毎日一リットルの牛乳を飲んでいるという人がいました。

でも肝心の貧血はよくならず、爪などはへナへナです。

「主食を取らないから、体がせっかくのタンパク質やカルシウムを、爪作りの材料にすることもできず、作り上げる力もないので爪もこうなるんですよ。私のタンパク質やカルシウムの摂取量はあなたより少ないけど、この爪を見てごらんなさい」

ちなみに私の爪は包丁の代用品になるぐらい丈夫です。

あるメイクアップ・アーチストの方にも「こんなに健康な爪は見たことがない」と絶賛された折り紙付きの爪です。

料理を手がける仕事の都合上、爪を長く伸ばすことはしませんが、充分な強度を誇っています。

タンパク質やカルシウムを有効に使う機能がしっかりしているから、爪も丈夫になる訳です。

タンパク質の接取量だけを追い求める人もいますが、「タンパク質をどれだけ摂ったか」ということよりも「タンパク質をどれだけ有効に活用しているか」のほうが問題なのです。

ちなみに、先ほどの朝食の例で、「それなら、ご飯二四0グラムに牛乳二00ccを一緒に取ればいいじゃないか。そうすれば糖質は充分だし、牛乳のタンパク質も活かされる」と、お考えになる人もいることでしょう。

でもそれでは、健康な人ならいざ知らず、体の機能が弱まっている人、ダイエット中の人は栄養過多で、いたずらに内臓に負担をかけるだけ。

それでは、やはり「食べ過ぎ」になってしまうのです。