人間の胃は、実は2つあった!?

以前、捕えられたクジラの腹を裂いたところ、中から32頭ものアザラシが出てきたことがありました。
クジラは複数の胃袋を持っていますが、第1の胃から次の胃への通路は狭く、どうやって最後の胃までアザラシが到達できたのか、

学者の間で議論の的となっていました。
結局、アザラシの持つ酵素でアザラシ自身を溶かし、次の胃袋へ進むということがわかりました。

牛や羊、鳥なども複数の胃を持っていますが、最初の胃では消化酵素は分泌されません。
そこは食べたものを貯めておき、適当な温度と水分によって食べた食物自体の酵素をよく働かせ、分解を促すための場所です(事前消化)。

そして最後の胃になって、ようやく自分自身の消化酵素が分泌されますが、事前にある程度、消化されていれば、本格的な消化の段階になっても彼らは自分たちの消化酵素の分泌は少量でいい、つまり休で酵素を作り出す量は少なくてすみます。

その負担が軽ければ、それだけ代謝に回すことができるのです。

人間にも、実は胃が2つあります。
正確には、人間の胃は2つの部分に分かれています。1つ目の食道から最初に食物が入る部分では、牛や羊などの第1胃と同じように消化酵素の分泌はありません。

食物自体の持つ酵素によって事前に消化し、その先に進んで初めて消化酵素が出てくる、これが2つ目です。

本来、人間の胃は、動物と同じように消化酵素を節約できる仕組みになっているにもかかわらず、私たちは食物酵素をしっかりと摂っていません。

酵素がない加熱食ばかり食べているのは、やはり問題なのです。

「食事をするなら酵素から」のわけ

酵素を上手に取り入れるには、lつコツがあります。
それは酵素を先に胃の中に入れるということ。

加熱調理したものを食べる前に、胃の中に酵素たっぷりの食べ物を送り込んでおくのです。

酵素たっぷりの食べ物、つまり生野菜や果物は胃の中を30分ほどで通過するようです。

列車にたとえると、新幹線でしょうか。

速く通過し、しかも自分で酵素を持っているので、自己消化を行い、消化を促してくれます。

一方、ご飯やパンなどの炭水化物は胃の中に平均3~4時間ほど滞在します。

列車でいうと、鈍行列車です。
しかも食べすぎると消化不良を起こし、腸内で発酵しておなかが張ったり、ガスが出たりします。

さらに肉や魚、卵、乳製品などの動物性たんぱく質ともなると、胃の中に4~8時間は滞在するそうです。

この遅さをたとえるには列車では無理で、自転車でしょうか。

食べすぎると腸内で腐敗するので悪玉菌が増殖し、腸内環境を悪化させます。

逆流することもあり、本当にやっかいです。

消化管というl本の線路内で、先に新幹線を通せばその後もスムーズに進みますが、先に自転車が通ると、そのあとは大渋滞。

生野菜や果物がたとえ酵素を持っていても、加熱食を消化するためにすでに体から消化酵素が出てしまったあとなので、食物酵素の効果を十分に発揮できません。

何かを食べるときは、まず生野菜や果物から!これを意識してください。